1997年4月30日 『Power Window 801/801+/928/928G/928II/801G/805i DirectX 対応 Windows95ドライバ』をご使用になる皆様へ カノープス株式会社  この度は『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をご使用いただき、まことにありがとうございます。このREADME.TXTには、『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』に関して、マニュアルには記述されていない補足事項について説明しています。ぜひご一読ください。なお、今後『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をバージョンアップされた際にもご覧ください。   Windows 95 に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている   方は、「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをON   にすると読みやすくなります。 1.インストールに関しての注意事項 『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』は、Windows95用ディスプレイドライバとユーティリティから構成されています。フロッピーディスクの中のSETUP.EXEを実行し、画面の指示に従ってインストールしてください。 Windows95の画面のプロパティ(コントロールパネルの「画面」アイコンをダブルクリックするか、デスクトップ上で右クリックで開くメニューのプロパティを選択すると現れます)のディスプレイの変更でインストールしてもユーティリティは組み込まれません。必ずSETUP.EXEを使用してください。  セットアップの手順についてはSETUP.TXTを参照ください。 2.アンインストールに関しての注意事項  ドライバのアンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の追加と削除によって行なってください。PWUNINST.EXEを直接実行してもアンインストールされません。  『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をインストールしたフォルダー内にドライバーのインストールで作成した以外のファイルが有ると、アンインストールを行なってもフォルダは削除されません。アンインストール実行後にエクスプローラなどで削除してください。 3.制限事項  『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』には、以下に説明しますようにいくつかの制限事項があります。ご了承ください。 ・「Power Desktop」を使用して複数のアプリを異なるデスクトップに配置している状態で、GRPH+TABでタスクを切り替えると、タスクは切り替わってもデスクトップが切り替わらないことがあります。このような時は「Power Desktop」で画面を切り替えてください。 ・マルチユーザーで「ユーザー別の設定」で「ログイン時に各ユーザーのデスクトップ設定に変更する」を選択している状態でセットアップを実行すると、セットアップを実行したユーザーの環境にのみユーティリティーがセットアップされます。(デスクトップ上のアイコン、Power Steering 95、プログラムグループ)必要であればそれぞれのユーザーの環境にこれらのファイル(ショートカット)をコピーしてください。  Power Window Tab や PWINIT、ドライバーはすべての環境にセットアップされます。 4.注意事項 ・本ドライバは DirectDrawインターフェースに対応しております。ただし、DirectDraw対応ゲームであっても、PC98での動作を明記していないゲーム(DOS/V機用を含む)に関しては、アーキテクチャの違いにより、動作しない場合があります。 5.ユーティリティについて 「コントロールパネル」->「画面」->「Power Window」「Power Monitor」「Power Cursor」「Power Palette」を選択すると、以下の設定が可能になります。 ・「Power Window」 各種情報が表示されます。 ・「Power Monitor」 -表示位置調整 -リフレッシュレート変更 -ディスプレイ省電力設定 -「Power Desktop」・・・ 複数画面の Windows を仮想的に使用します。 ・「Power Cursor」 -カーソルの色指定 (ハードウェアカーソル使用時のみ設定可能) -カーソルサイズの変更 (ハードウェアカーソル使用時のみ設定可能) -自動追尾カーソルの設定(カーソルの「標準の選択」の形状を標準から変更している場合には動作しません) ・「Power Palette」 輝度、コントラストの変更やγ補正などを行い、表示色の調整を行います。 Power Palette は使用する Power Window の種類によって使用できないモードがあります。 また次の機能もあります。 ・「Power Steering 95」 「タスクバー」->「トレイ」のハンドルマークを左クリックすると、解像度・色数の変更ができます。右クリックのオプション設定で色数を変更したときに再起動する・再起動しないを選択できます。  ・「Power Window HiColor Mode」を使用して、HiColor モードの RGB565と RGB555 を切り替えることができます。標準のセットアップではRGB565が選択されています。 -------------- ドライバの履歴 -------------- ----------------------- Ver.4.00.0005: 96/ 3/29 ----------------------- DirectX 対応ドライバ、最初のリリース。 -------------------------- Ver.4.03.00.2031: 97/ 3/ 5 -------------------------- (1)PowerTab で選択内容の「OK」、「更新」、[キャンセル」のボタンを、表示が他のTABに移っている場合でも有効になるように変更。 (2)「大きなフォント」を選択した状態でセットアップすると 640x480 の解像度で「大きなフォント」になっていたのを、「小さいフォント」に変更するようにした。 (3)PowerWindow HiColor Mode ユーティリティで HiColor(16bit)のモードを RGB555(32K色)と RGB565(64K色)に切り替え可能とした。 (4)以下の不具合の修正 Power Monitor の ディスプレイの省電力機能(DPMS)が DOSプロンプト実行中でも動作してしまう。 標準の矢印カーソルをアニメーションカーソルにした状態で、弾丸カーソル(自動追尾カーソル)を ON/OFF するとハングアップする。 マルチユーザーの環境でセットアップ、アンインストールが正しく動作しなかった。 PowerPalette で設定値が正しく保存されないことがある。 Microsoft Internet Explorer 3.0 をインストールすると「Power Window ショートカット(画面のプロパティを開く)」が正しく動作しなくなる。 ツールバーやショートカットバーの設定によって、最大化したアプリがPowerDesktopで移動できてしまう。 楕円等を含むパターンで構成された曲線が正しいパターンで描画されないことがある。 パターンで構成された直線をスクロールするとゴミが残ることがある。 クラリスワークス等でモノクロのパターンが正しく表示されないことがある。 開始角180度のPieを描画すると、回始点から円の中心に向かう線分が円をはみ出すことがある。 -------------------------- Ver.4.03.00.2032: 97/ 3/14 -------------------------- (1)以下の不具合の修正 HiColor/TrueColorの時、アプリケーションによって、アプリケーションは動作しているが画面の書き換えが一切行われなくなることがある。(4.03.00.2031)。 ドライブスペース3の空き領域の調整でスライドバーを動かした時に、円グラフを間違って塗りつぶすことがある。 -------------------------- Ver.4.03.00.2033: 97/ 4/30 -------------------------- (1)Power Steering 95 で色数を変更した時に再起動しないモードを追加。 (2)以下の不具合の修正 Excel等でオブジェクトを移動すると、枠線が消えずに別のパターンになることがある。(4.03.00.2031以降) PenのRectangleで(x1==x2)、又は(y1==y2)の時に直線が画面をはみ出す。 928IIでインターレースの時、HWカーソルのパターンがつぶれることがある。 HiColor/TrueColorでSWカーソルの時ハングアップすることがある。(4.03.00.2031以降) モノクロパターンブラシを使用したOutput系の描画が正しくないことがある。クラリスワークス等で発生頻度大。 以上